広告代理店の博報堂が運営する「未来年表」というサイトがあります。これまで各国で行われてきた研究や計画などのデータを基に、これから起こり得るであろう出来事が、年ごとに検索できるサイトです。それによると2025年には3528件の未来予測がリストアップされています。
例えば宇宙分野では、「国内の宇宙企業が、宇宙ごみの回収ビジネスをスタートする」とか、技術領域では、「走る自動車のデータを解析し、タイヤの空気圧、滑りやすさを感知する技術が実用化する。」などの未来予測が満載です。タイヤの予測は、住友ゴム工業が2021年に発表した「タイヤ空気圧監視システム」の計画に基づくもので、すべての予測にこうした過去の根拠が紐づいています。
これは、人にも言えることでしょう。行動心理学でみると、「過去」の経験は私たちの思考や感情、そして行動の基盤となり、「現在」の自分を形作っています。そして、これからの目標は、現在の私たちの行動を動機づけ、「未来」を方向づけます。目指すものがあって、初めて夢は現実化するのです。
「一年の計は元旦にあり」さて、今年の皆さんの目標は何ですか？
社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島 淳 朗
