今年も恒例の「ふるさと夏祭り」を盛況のうちに終えることができました。ご支援、ご協力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、こうしたお祭りは、関わる人々の団結力を強める力があります。古くから地域に伝わる伝統行事は尚更でしょう。しかし、核家族化や過疎化により、地域や集落の求心力が弱まり、もともと互助互恵の社会であった日本社会の良き風習が薄まりつつあると危惧されています。最近では、住民お互いが見守り合い、助け合うことも少なくなり、行政の制度による救済も煩雑な手続きのため、必要な人に必要なサービスが行き渡りづらいということもあるようです。
そこで、この度県内の社会福祉法人が連携し、行政や社協の関係機関と協力して制度という枠を超えた援助を行う「生計困難者レスキュー事業」を開始いたしました。全国でもこういった取り組みは、まだ12件ほどしかなく、試行錯誤が続くと思いますが、地域福祉の向上を使命とする社会福祉法人にしかできない取り組みとなるよう努めたいと思います。
社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島 淳 朗