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地域の交流点として

多くの福祉施設も被災し、未曾有の災害となった東日本大震災から早くも一年が経とうとしています。

復興への道のりは長く険しいものになると思われますが、一日も早く安心した生活が取り戻せるよう国をあげて復興を支えていきたいものです。


さて、新しい年が明け4月には介護保険の改正が行われます。

改正の基本的視点として、まず、できるだけお年寄りが住み慣れた地域で生活し続けることを支える基盤づくり。

次に、看取りも含めた医療ニーズの高いお年寄りに対し、医療と介護が連携を密にしサービスを提供する体制づくり。

最後に、急増する認知症への対応、の3点が挙げられました。


この改正の意図には、ご不自由になられたお年寄りは施設へ、という考え方ではなく、地域と施設が一体となってどこででも安心して暮らせる地域社会をつくろう、という思いが根底にあります。

私が以前から申していた『施設の地域化、地域の施設化』であります。

この3月にお目見えする私どもの新しい特養ホームも、そうした地域福祉の交流点として末永く地域の皆様とともにありたいと願っております。



社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島  榮

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