穏やかな海と豊かな自然に恵まれた西海の景色を一望する高台に「特別養護老人ホームふるさと」が誕生したのは昭和51年のこと。当時はまだ福祉に対する関心が低く、高齢者施設の整備も始まったばかりでした。初代理事長・北島榮は高齢化社会におけるその必要性に着目し、仲間たちと老人ホームの開設を目指し、地域の皆様の理解を得ながら歩み始めました。
私たちが常に大切にしているのは、利用者様一人ひとりが自分らしく暮らしていける環境と、きめ細かな個別ケアです。2003年に社会福祉法人「ふるさと」として、認知症対応型のグループホームの運営を開始。2012年には特別養護老人ホームを改修し、プライバシーを尊重した「ユニットケア」をいち早く導入しました。さらに高齢者専用住宅としてだけではなく、その方が必要なサービスがいつでも受けられる機能も備えた「ふるさとシニアライフサポートセンター」も開設するなど、時代のニーズに合わせた快適で過ごしやすい環境を整えています。そうした施設を最大限に活かすためには、職員の人材育成が必要不可欠です。実践と研修を重ねて、高い専門技術を身につけます。
これからの福祉において、自立支援が重要なキーワードとなっています。一人ひとりの生き方を大切に、科学的裏付けに基づいた介護を実践し、QOL(生活の質)の向上を目指します。そして、利用者様やご家族、地域の皆様とともに「介護の未来」を拓いてまいります。
理事長 北 島 淳 朗