♪こんにちは こんにちは 世界の国から~ 今から55年前、1970年の大阪万博は、「人類の進歩と調和」をテーマに、戦後日本が高度経済成長を遂げた象徴的な出来事でした。太陽の塔を見上げ、未来技術に胸を躍らせたあの時代。家庭にカラーテレビが普及し、海外文化との出会いが夢のように語られていました。
それから55年たった今年、再び大阪で万博が開催されています。今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。空飛ぶクルマなどの未来型モビリティ、リアルタイムで健康状態を測定し遠隔医とつながる医療体験、AIロボットによる次世代の介護支援など、最先端の技術を体感できる展示が並び、さらには、「いのちの遊び場」や「バーチャル大阪館」といった参加型・デジタル展示も、未来との新しいつながりを提示してくれています。
経済成長を追い求めた1970年とは異なり、共生やサステナビリティといった視点が重視されているのが今回の特徴です。それでも変わらないのは「未来を信じる力」。人類が何を学び、何を次世代に繋いでいくのか。2025年万博は、その問いに向き合う絶好の機会となるでしょう。
社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島 淳 朗