今年で39回目となった「ふるさと夏祭り」には、500名を超える皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
そもそも「まつり」とは「祀る」を語源とし、豊穣を神仏に祈り、祖先に感謝する儀式として起こったと言われます。
日本最古の祭りは、593年に聖徳太子が開いた大阪の夏祭り(愛染まつり)だそうです。先般、西海町でも地元の夏祭り「川内祇園祭」が営まれました。地域の子供から大人まで、総勢150名以上が古式ゆかしい遷宮(大名行列)を披露するなどして、大いに賑わいました。
勇壮な演舞を目の当たりにすると、地域の絆の強さや、それを連綿と繋ぎ伝える日本社会のしなやかさを感じます。と同時に、人口減少による地方の消滅が真しやかにささやかれる中、「この風景を決して失くしてはならない」という思いが強く沸き起こり、改めて未来へとつなぐ地域づくりの大切さを心に刻むいい機会となりました。
社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島 淳 朗