昨年末のこと、東京のNPO法人からアレンジメントフラワーのご寄贈をいただきました。実は、このアレンジメントフラワー、一度使われたものを再アレンジして贈っていただいたものです。アーティストや芸能人に贈られる綺麗な花を回収し、再生させて全国の福祉施設等に花を贈っているそうです。使い終われば廃棄されてしまう花を咲かせ続け、恵まれない子どもたちや障害を持つ皆さんに届けたいという思いが伝わってきます。そうした活動に感謝とともに本当に感心することでした。
ひるがえって、急速に進む高齢社会。1人のお年寄りを9人で支えていた50年前と違い、今はすでに3人で支える騎馬戦時代。これが近い将来、肩車状態になると言われています。財政がひっ迫するなか、これからの社会保障は国頼りでは到底乗り越えられそうにありません。今こそ、地域の「助け合い」、「もったいない」の精神が問われているのではないでしょうか。
社会福祉法人 ふるさと
理事長 北 島 榮